男の帯結び(貝の口・職人結び・片ばさみ)


帯は角帯と呼ばれる男性用の帯を使います。

まずは「貝の口」と呼ばれる、代表的な男結びを練習しましょう。
(よく、時代劇なんかで見かけるやつです^_^)
*袴をつけるときに結ぶ「一文字」の結び方は★こちら★

男の帯結び〜貝の口〜
手先の方は縦に二つ折りにしておきます。
手先30cmのところを体の中心に固定して体に時計と逆周りに2〜3回巻きます。(巻く回数は帯の長さと体型によって変わります。)
巻き終わったらたれ先を体の内側に二つ折りし、残りの長さを60〜70cmほどに調整します。
手先をしたに下げ、二つ折りにした「たれ」を動かして「たれ」で結びます。
*注、わかり易いように帯の色を変えてあります。
「たれ」を綺麗に広げて、斜め下にいったん下ろし、さらに折りあげます。 手先を通して、しっかり結びます。
形を整えて、背中側にぐるりと回して出来あがりです。(時計回りに回します。)
*結び目を背中心よりも少し左寄りにもってくると粋です!!(*^ワ^*)


では次に「職人結び」と呼ばれる帯結びのやり方です。
この結び方はほどけにくいので職人さんがよくやったやり方なのだそうです。
別名を「神田結び」ともいいます。

男の帯結び〜職人結び〜
手先の方は縦に二つ折りにしておきます。
手先30cmのところを体の中心に固定して体に時計と逆周りに2〜3回巻きます。(巻く回数は帯の長さと体型によって変わります。)
巻き終わったらたれ先を体の内側に二つ折りし、残りの長さを60〜70cmほどに調整します。
タレを幅半分に折り、まいた帯に向って自然に斜めにします。そして手先を上からかぶせる様にして一回しっかりと結びます。
*注、わかり易いように手先の色を変えてあります。
「たれ」を斜め上に折りあげます。 手先をかぶせる様にしてタレとしっかり結びます。
形を整えて、背中側にぐるりと回して出来あがりです。(時計回りに回します。)
*この結びかたの時は結び目を背中の中心に持ってくるほうがカッコイイです(^^)


では次に「片ばさみ」と呼ばれる帯結びのやり方です。
この結び方は結びコブが出来ない為、寝転んでも気にならないとても楽な結び方です(^^)

男の帯結び〜片ばさみ〜
手先の方は縦に二つ折りにしておきます。
手先20cmのところを体の中心に固定して体に時計と逆周りに2〜3回巻きます。(巻く回数は帯の長さと体型によって変わります。)
巻き終わったらたれ先を体の内側に二つ折りし、残りの長さを60〜70cmほどに調整します。
手先を下げてきて、タレをかぶせるようにしてタレで一回結びます。
*注、わかり易いように手先の色を変えてあります。
タレと手先が一直線になるように斜めにしっかりと引っ張ります。 タレを下に折り下げてきて、体にぐるぐる巻いた帯の上一枚だけの下をくぐらせて挟みこみます。
背中側にぐるりと回して出来あがりです。(時計回りに回します。)



いかがでしたか?男性の方がだんぜん簡単でしょ!!これでこの夏は浴衣でデート!もOKですね!!
浴衣も着物も基本は同じです。着物の時は長襦袢が増えるぐらいで着付けの方法は同じです。
ぜひ!チャレンジしてみてください♪


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