名古屋帯の種類・・・八寸名古屋(袋名古屋)と九寸名古屋
名古屋帯はその名のとおり名古屋で考案された事からこの名がつきました。
フラットな織り上げたままの帯を帯結びをしやすいような形に
あらかじめしたててあるのが特徴です。
現在名古屋帯には大きく二種類のものがあります。
八寸と呼ばれる袋名古屋帯と九寸と呼ばれる名古屋帯です。
この二つの見分け方は耳の部分を見れば一発です(^^)
イラスト参照↓
このイラストを見て頂くとわかるように
八寸(袋名古屋)は
- 織りあがった帯の耳がそのまま見えていてかがり糸が表に見える。
九寸(名古屋帯)は
- もともと幅を広く織ってあるので耳の部分を内側に織りこんで処理できる。
- かがりは内側でしてあり表からは見えない。
またタレ部分を触ってみるとお分かりになると思いますが
八寸の方が九寸よりも薄い芯を使っていることが多いです。
八寸の夏帯などは芯を使っていないときもあります。
大体わかっていただけましたか(*^^*)
手先の部分のかがりは手先のさきっちょだけ10〜15cmくらいかがってある時と
三角に折ってあるところまできっちりとかがってある時とあります。
私は胴に巻く部分はかがっていない物のほうが
帯の幅を自分に合わせて広くする事もできますので
便利だな(^^)と思います。
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