きものが体に合わない時の着付のコツ
着物は本来多少のサイズ違いは問題なし♪の便利なものなのですが、極端に丈が長かったり、身幅が合わなかったりする時が結構あります。 こんなときは見えない所で調節してしまいましょう!!それが出来るのが着物のいい所♪なのですから・・(⌒∇⌒)/
◆着物が大きい◆
丈が長くて
おはしょり
が多すぎてしまう時は
胸紐をしっかりと結んでから胸紐の間に引っ張り出してしまいましょう^^
この時上のほうの紐がずれて衿が崩れてしまわないように充分気をつけてください。
背中側はクロスしている両側から引っ張り上げます。
丁度いい長さになったらしわのないように綺麗に仕上げて後は伊達締めで隠してしまいましょう!!
身幅
が大きすぎて着物がしわだらけになってしまう時は
胸紐をしっかり結んでから、脇縫いに押しこんでしまいましょう^^
まず着付の時に前側はしわの無いようにキチンと着付けます。背中側の方はしわだらけでもいいです。
胸紐をしっかりと結んだら腕の下の脇縫いに向って背中に余っている布をぐ〜〜っと両側に引っ張ってきましょう。
この時左右均等に引かないと背中心が歪んでしまいます。気をつけて下さいね!
背中のしわもすっきり取れたら脇を整えて伊達締めを締めます。これですっきり!
◆着物が小さい◆
着丈
がちょっと短くておはしょりが充分に取れない時は
腰紐の位置で調節しましょう(^^)
ギリギリおはしょりで隠れる所まで腰紐の位置を下げてきます。
この時腰紐がおはしょりから覗かないように気をつけましょう。腰紐の色も出来るだけ着物に近い色にしたほうがよいと思います。(イラストではわかりやすいようにめちゃめちゃ目立つ色にしてあります・・笑)
着物の
身幅
が足りないなぁ〜と感じた時は
まず上前の幅(褄先から脇縫いの線まで・・・イラストでは色を変えてあります)を体の中心に合わせます。
それから下前をまきこんでいきますがこの時体の中心よりも右にきてしまうようならこのお着物はあきらめたほうがよいと思います。
下前が中心よりも少々でもあれば褄先をぐ〜〜っと上げてから着付けてください。これで前がはだけやすくなるのを大分防ぐ事が出来ます。
上前の褄もいつもより心持上げておくとよいと思います。
長襦袢が小さくて衣紋がぬけにくいなぁ・・と感じた時は
まず襟元の合わせを鈍角に合わせます。
衿先で胸を包み込むような気持ちで長襦袢を着付けます。下前になるほうの衿は身八ツ口から手を入れてしっかりと左右同じように合わせてください。
この状態でしっかりと胸紐と伊達締めを締めます。この時はまだ衣紋はちょっとぷかぷかしています。
しっかりと胸紐&伊達締めが締まっているのを確認してから最後に長襦袢の背中心をぐ〜〜っと下に引きます。ピシッとしあがりましたか(^^)
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