補正について




最初に断って置かなくてはならないのは、補正の必要性です。
この補正というのは着物を着る上で、
「皺のよらない様にすっきりと着る」「着崩れを防止する」という点では
略してはならないもののように思えますが、
反面この補正が着付けを厄介にしている原因の一つで有ることは確かです。
私は最低限の補正は必要だと思いますが、全く必要ないとおっしゃる方もおられます。
どうぞこの補正のやり方を読んだ上でご自分で必要と思われるものを試してみてください。

補正のポイント 補正のポイントは
  • 胸の補正
  • ウエストの補正
  • ヒップの補正
の三点にしぼられます。 着物は直線の衣服ですから、体型も出きるだけ直線に近づけたほうが着易くなります。
補正には主に
  • タオル
  • さらし・・・1反物を切って使います。
  • 脱脂綿・・・薬局や大型雑貨店などでカットされていない大きなものが売っています。
  • ガーゼ・・・これも1反ものを切って脱脂綿をくるむのに使います。
等を使用します。特に脱脂綿は大きさを自分に合わせてカットできるので重宝します。


胸の補正 ☆胸の補正
まず第一にブラジャーは止めましょう。これは着付けをしにくくするばかりではなく、時間が経つにつれ痛くて痛くてたまらなくなります。絶対に止めましょう。
胸はさらしを巻くのが一番ですが・・(極道の妻達みたい・・(^_^;)・・)これは結構手間がかかるので私は子供用の薄〜〜〜い腹巻(笑)を使っています。これはめちゃ便利!
また、着物用のブラジャーも売っています。
*訪問着以上の着物を着る場合は胸を押さえた上で、上げ底をして、鳩胸に仕上げます。
ウエストの補正 ☆ウエストの補正
私はこの補正は欠かしてはならない補正だと思っています。
たとえ浴衣を着る場合でもウエストにタオル一枚巻くだけで、しあがりが全然違ってきます。ウエストの補正は比較的簡単です。ウエストをぐるりとタオルで巻くだけ!帯の納まりが全然違います。
ヒップの補正 ☆ヒップの補正
これは、背中側のヒップの高さをなくすのが目的です。
ここをキチンと補正してあるとお太鼓結びのたれがすっきりと仕上ります。


☆市販の補正用具
最近は通販などで色々な補正用具が売っています。(高いので私は買ってませんが・・・(^^ゞ・・)
何回も着ているうちに自分が何処を補正しなければならないかがなんとなくわかってきます。
どうぞご自分にあった補正法を行って美しく着物を着てください^^!!


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